絵本の記憶

小さな頃から絵本が大好きでした。
いちばん古い絵本の記憶は「ちびくろ・さんぼ
トラがバターになるシーンは何度も何度も母親に読んでもらいました。
でもなんと言っても印象的だったのがお皿に高く積まれたホットケーキです。
トラのバターって今思うと不味そうですが、幼い私には憧れでした・・・

自ら絵本を選ぶようになってからのお気に入りはアーノルド・ローベルの「がまくん・かえるくん」シリーズです。
今まで読んでいたカラフルな絵本とは少し違う大人の色使いにグッときました。
渋い色のジャケット、冬のブーツとマフラーとニット帽、がまくんへ誕生日に送ったカンカン帽はどれもオシャレで大好きでした。
でもなんと言っても印象的だったのが、かえるくんを励まそうとがまくんが作ったサンドウィッチとアイスティーです。
バスケットから少しのぞくアイスティーの入ったポットはジュースしかしらない幼い私の憧れドリンクでした・・・

そうです。私の絵本の記憶はいつも食べ物と共にあります。